小出義雄さん 教え子たちが涙の誓い「天国で喜んでもらえるように…」

[ 2019年4月25日 22:25 ]

 女子陸上長距離の名指導者、小出義雄さん(享年80)の死去から一夜明けた25日、指導を受けていた実業団ユニバーサルエンターテイメントの選手たちが、遺体が安置されている千葉県佐倉市の実家を弔問した。

 3月10日の名古屋ウィメンズマラソンで27位だった和久夢来(23)は、レース後に小出さんから「これから楽しみだな」と声を掛けられたという。思うように練習できなかった中で復調のきっかけをつかんだが「監督の予想よりも良いタイムで、これからがスタートだと思っていた。一緒に頑張りたかった」と涙。この日の対面では「今までありがとうございましたということ、絶対に強くなるので見守ってて下さい、それと大好きですということを伝えました」と明かし、涙で肩を震わせた。

 15年の世界選手権5000メートルに出場した鷲見梓沙(22)は「走れない時期が続いていたけど、ずっと“お前ならできる”と言い続けてくれた」と思い出を語った。これまでマラソンに挑戦することはなかったが「いつかは走りたい。天国で喜んでもらえるように頑張りたい」と誓っていた。

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2019年4月25日のニュース