50キロ級・入江ゆきが金メダル1号!不可解判定も逃げ切り勝ち「ここでの優勝は最低限」

[ 2019年4月25日 20:18 ]

レスリング・アジア選手権第3日 ( 2019年4月25日    中国・西安 )

女子50キロ級を制した入江ゆき(撮影・中出健太郎)
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 女子5階級が行われ、50キロ級は前年3位の入江ゆき(自衛隊)が48キロ級だった2015年以来のアジア王者に輝き、今大会の日本勢金メダル第1号となった。1回戦から3試合連続テクニカルフォール勝ちして迎えた決勝では、昨年の世界選手権3位の孫亜楠(ソン・アナン、中国)と対戦。アウェーの雰囲気に加え、入江の攻撃がポイントにならなかったり、不可解なパッシブ(消極性)を取られるなどの判定に悩まされながらも、6―4で逃げ切った。

 ミックスゾーンに姿を見せた入江は開口一番「早く帰って練習したい。課題がたくさん見つかったので」と話した。決勝ではスピードで相手を圧倒して6―1とリードしたが、最後に攻められて失点。それでも安定感は抜群で「(決勝は)思ったようには動けていなかったけど、緊張することなくできた。ここでの優勝は最低限だった。それをクリアできてよかった」と話した。

 女子50キロ級は世界女王の須崎優衣(早大)、16年リオデジャネイロ五輪金メダルの登坂絵莉(東新住建)ら強豪がひしめく激戦階級。世界選手権(9月、カザフスタン)代表が懸かる6月の全日本選抜、東京五輪代表争いと厳しい戦いが続くが、「明治杯(全日本選抜)の前にいい試合ができたのはよかった」と最後は前向きだった。

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