白鵬 処分に反省の弁「しっかり勉強を…令和とともに新生白鵬でいきたい」

[ 2019年4月25日 15:06 ]

土俵上から稽古を見つめる白鵬
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 春場所千秋楽(3月24日)の優勝インタビューの最後に観客とともに三本締めを行ったことが問題視され、24日の日本相撲協会理事会でけん責処分を受けた横綱・白鵬(34=宮城野部屋)が25日、埼玉県日高市での春巡業で反省の言葉をを述べた。

 本場所終了を意味する神送りの儀式の前に手締めをしたことについては「勉強不足というか、一からなのかゼロからなのか分からないが、しっかり勉強したいと思う」と真摯に受け止めた。その上で「昨日の今日でいろいろ考えることがあったし、生まれ変わるというか、新しい白鵬を見せていかないと。令和とともに新生白鵬でいきたい」とこれまで以上に自覚を持って模範となる決意を示した。

 白鵬はコンプライアンス委員会の聞き取り調査の際、「平成最後の場所ということで、盛り上げようと思って締めた」とファンを喜ばせようとした行為だったと説明していた。今回は“手法”を間違えてしまった形だが、今後もファンに相撲の魅力を伝えていきたいという思いは変わらない。「違う形で貢献というか。一人一人にというとやりすぎかもしれないが、そういう気持ちで務めていきたい。行き過ぎず、守りすぎず。それが一番難しい」と話した。

 春場所千秋楽の鶴竜戦で右上腕の筋肉を一部断裂した影響で取組からは外れているが、連日、横綱土俵入りは披露している。「(動かさないと)肩などが固まっちゃうので、そういう意味で土俵入りはいいリハビリになっている」という。この日の朝稽古では土俵上で入念に四股を踏み、土俵下では肩を鍛える運動を行った。「(土俵上での四股は)足の感触が違うので。そろそろ(番付発表も)近いので。日に日にという感じ」。ファンを喜ばせる相撲を取るために、闘える体に戻すことに努めている。

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2019年4月25日のニュース