新リーグは8チーム3部制か 海外との交流試合も ラグビートップリーグ

[ 2019年4月25日 20:31 ]

トップリーグの将来構想について語る日本ラグビー協会の河野一郎副会長(右)、太田治トップリーグ部長
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 日本ラグビー協会は25日、東京都内でトップリーグの代表者会議を行い、2021年度から移行予定の新リーグについて、8チーム3部制などの原案が提示された。

 会議後に報道陣向けのブリーフィングを行った河野一郎副会長と太田治トップリーグ部長によると、新リーグは拮抗(きっこう)した試合を増やすため、現在のトップリーグ16チーム、トップチャレンジ8チームの計24チームを、8チームによる3部制に再編。事業性や地域密着を考慮し、国際競争力を高めるため、他の海外リーグとの交流戦等をリーグとして計画するという。

 河野氏は「第一に求められるのが代表強化に資すること。(ワールドラグビーが構想する)ネーションズ選手権やラグビーチャンピオンシップを念頭に置きながらの計画になる。選手のウェルフェア(福利厚生)も考慮する」とし、大会期間は毎年1~5月を基本線にするという。また、チームごとにホストエリアを設定し、地域名をチーム名に入れることも検討。一方でプロ化ではなく企業スポーツは維持し、企業名を残すことも許容される方針だという。

 リーグ運営は日本協会から独立した社団法人が主管し、プロによる運営を目指す。河野氏は「将来的には200万人を集めましょうと。(バスケットボールの)Bリーグがざっくり(売り上げが)150億円くらい。まずは100億円くらいのビジネスにすることを検討しようということ」と10年後をめどに目指す具体的な数字も示した。

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2019年4月25日のニュース