68キロ級・土性 左肩手術乗り越えリオ金のタックル復活だ

[ 2019年4月25日 05:30 ]

男性コーチを相手に練習する土性(撮影・中出健太郎)
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 レスリングのアジア選手権(中国・西安)は25日に女子がスタートし、68キロ級に16年リオ五輪金メダルの土性沙羅(24=東新住建)が登場する。昨年3月の左肩手術以来初の国際大会でタックル復活に懸ける。24日は男子フリーの残り5階級が行われ、61キロ級の藤田雄大(22=自衛隊)と92キロ級の松本篤史(31=警視庁)が3位。男子フリーは2大会続けて金メダル0に終わった。

 リオで頂点をつかんだタックルの復権が、土性のテーマだ。昨年3月、脱臼癖のある左肩を手術。昨年末の全日本選手権で復活優勝したが、不安は消えず攻めるレスリングができなかった。「まだ100%ではないが痛みはほとんどない。今回はタックルで点を取って勝てるように意識したい」と話した。

 違和感があった右肩も、出発前に検査を受けて問題なし。乗り継ぎ便の欠航で西安入りが遅れたが、経由地の上海ではホテル到着後すぐに寝て疲労回復に努めた。「手術が終わって初めての国際大会。これから世界と戦う上で、自分がどこまでできるのか試したい」と意気込んだ。

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2019年4月25日のニュース