クリッパーズがウォリアーズを敵地で撃破し2勝目 ロケッツは4勝1敗で1回戦突破

[ 2019年4月25日 15:10 ]

デュラントをマークするクリッパーズのL.ウィリアムス(AP)
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 NBAは24日にプレーオフ1回戦の2試合を行い、西地区8位のクリッパーズは敵地オークランドで、ファイナル3連覇を狙っている1位ウォリアーズを129―121(前半71―63)で下して2勝3敗。シックスマンのルー・ウィリアムス(32)が34分の出場で33得点と10アシストをマークし、116―116で迎えた第4Qの残り3分3秒からは、1人で9得点をたたき出して強敵をなぎ倒した。

 L・ウィリアムスとともにベンチから出場しているフォワードのモントレズ・ヘレル(25)もフィールドゴールを14本中11本成功させて24得点をマーク。両軍ともに9選手によるローテーションだったが、ベンチスコアではクリッパーズが59―17と圧倒した。

 NBAのプレーオフ1回戦で8位が1位に勝ったのは過去5回。2012年の東地区で76ersが4勝2敗でブルズに勝ったのが最後だが、クリッパーズは残り2試合に勝てば、史上6チーム目の快挙となる。

 ウォリアーズは第3Q途中で15点差をつけられながら第4Qの残り2分40秒に118―117と1点をリードしたものの、ここからL・ウィリアムスに立て続けにシュートを決められた。

 ケビン・デュラント(30)は45得点、ステフィン・カリー(30)は24得点、クレイ・トンプソン(29)は22得点を稼いだが、再逆転されたあとはシュートの精度を欠いて苦杯。西地区準決勝に勝ち上がれば、この日ジャズを4勝1敗で制したロケッツが相手となるが、地元オークランドでシリーズを決着することはできず、26日に敵地ロサンゼルスで第6戦を迎えることになった。

 ウォリアーズは過去4年連続でファイナルに進出(うち3回優勝)しているが、西地区1回戦は15年(対ペリカンズ)が4勝0敗、16年(対ロケッツ)が4勝1敗、17年(対トレイルブレイザーズ)が4勝0敗、18年(対スパーズ)が4勝1敗といずれも第5戦までに決着。1回戦で2敗以上を喫したのは3勝4敗で敗れた14年以来だが、そのときに負けた相手はクリッパーズだった。

 本拠地オラクル・アリーナで試合をするのは今季限りだが、15日の第2戦では31点のリードを守れずに逆転負け。レギュラーシーズンのホームでの成績は30勝11敗だったものの、クリッパーズとの1回戦では1勝2敗と負け越す結果となっている。

 一方、西地区4位のロケッツは地元ヒューストンで5位のジャズを100―93(前半46―42)で退けて4勝1敗。ジェームズ・ハーデン(29)が苦しみながらも26得点をマークし、3季連続で1回戦を勝ち上がった。

 ジャズは第4戦で31得点を挙げて勝利に貢献したドノバン・ミッチェル(22)が不振。放った9本の3点シュートはすべてリングに嫌われ、93―94で迎えた第4Qの残り54・8秒にはドリブルをミスしてシュートにつなげることができなかった。39分の出場で12得点に終わり、ターンオーバーは5回。勝機がありながら、最後はミスに泣いた。

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