内村航平、両肩に不安も“不確かな自信”で代表入り狙う

[ 2019年4月25日 13:15 ]

全日本選手権を前に会見に臨んだ内村
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 体操の全日本選手権に出場する内村航平(リンガーハット)が25日、会場の群馬・高崎アリーナで会見し、両肩を痛めていることを明かした。

 昨年の世界選手権(カタール)で個人総合ではなく、床運動と跳馬を除く4種目に出場。6種目で戦っていた頃と違い体の使い方が変化したことで、世界選手権後に左肩を痛めた。今年2月の中国合宿後、右肩にも痛みが出たという。今大会は予定の演技よりも難度を落として臨むが、「肩以外に痛みが出なくて、今は前向きにとらえられているかもしれない」と話した。

 予選は26日、決勝は28日。5月のNHK杯を含めた3日間の合計点で上位3人に入れば、今秋の世界選手権(ドイツ)の代表に決まる。これまではライバルを圧倒する豊富な練習を積んで好演技を披露してきたが、今は違う。「ここまでくると、なかなか思うように体が動かない。今まで経験してきたことに頼るしかない。今まで“確かな自信”を持って試合に臨んできたけど、“不確かな自信”を持ってやることも大事」。世界選手権と五輪で世界大会8連覇など、数々の栄光を積み上げてきた自らのキャリアを信じ、キングは平成最後の全日本の舞台に立つ。

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