神鋼FB山中、骨折も2戦ぶり出場で2T「最高です」

[ 2018年12月16日 05:30 ]

ラグビートップリーグ決勝トーナメント兼日本選手権決勝   神戸製鋼55―5サントリー ( 2018年12月15日    秩父宮 )

<神戸製鋼・サントリー>後半8分、神鋼・山中がトライを決める(撮影・篠原岳夫)
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 2日のリコー戦で左頬骨を骨折しながら2試合ぶりに強行出場したFB山中も、2トライを奪って優勝に貢献。「一言で言って最高です。これを目指してやってきたので」と話した。

 昨季までは主にSOやCTBでプレーも、カーターが新加入したことで今季からFBに転向。持ち味の独創的なプレーがより生きるようになった。11年に口ひげを伸ばすために使用した養毛剤がドーピング検査に陽性反応を示し、2年間の資格停止処分を受けた際は復帰をサポートしてもらうなど、チーム内でも人一倍、平尾さんと深い縁があり「ずっと期待してくれていた。感謝でいっぱいです」と天を見やった。

 ▼元木由記雄氏(現京産大ヘッドコーチ)神戸製鋼が勝つなら大差と思っていた。接戦なら、2連覇の経験があるサントリー。予想通りと言えば予想通り。もう一度頂点に返り咲いてくれてありがとうという気持ちと、つらい時期を乗り越えてよくやったと褒めてあげたい。

 ▼大畑 大介氏(神戸製鋼アンバサダー)生え抜きと新戦力がうまくかみ合ったことや、チーム一丸となって優勝するという強い思いがこの結果を生んだのではないかと思う。この優勝を機に、コベルコスティーラーズの新たな歴史をつくってもらえればOBとしてはさらにうれしい。

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2018年12月16日のニュース