ヤマハ発動機 逆転3位、退任の清宮監督に「銅メダル」

[ 2018年12月16日 05:30 ]

<トヨタ自動車・ヤマハ発動機>3位決定戦に勝利し、笑顔のヤマハ・清宮監督(左)と観戦に訪れた日本ハム・清宮幸太郎(撮影・篠原岳夫)
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 ラグビーのトップリーグは各地で順位決定戦が行われ、3、4位決定戦は、ヤマハ発動機がトヨタ自動車に15―12で競り勝った。5、6位決定戦ではNTTコミュニケーションズがパナソニックに、7、8位決定戦はクボタがリコーに、9、10位決定戦はホンダがNECに、11、12位決定戦は東芝がキヤノンに、それぞれ勝利を収めた。下位リーグとの入れ替え戦に回る13〜16位は宗像サニックス、日野、豊田自動織機、コカ・コーラの順。23日の入れ替え戦で宗像サニックスは栗田工業、日野は近鉄、豊田自動織機は三菱重工相模原、コカ・コーラはNTTドコモとそれぞれ対戦する。

 ヤマハ発動機は今季限りで退任する清宮監督に「銅メダル」を贈った。12―12の後半39分、左中間48メートルの決勝PGを決めたFBラブスカフニは「監督に信頼して使ってもらい感謝しています」。右肩痛で欠場した五郎丸の代役を果たし、笑みを広げた。ラインアウトでボールを失い先制トライを許すなどミスが続出しながら逆転勝ち。「どうなっているの、という展開でも勝てる。奥が深い」。清宮監督は「(優勝という)結果が欲しかったが、ヤマハのファミリーを手に入れただけで十分」と充実感をにじませた。

 ≪日本ハム・清宮、父・克幸氏を応援「最後いい試合」≫日本ハム・清宮が今季限りで監督を退任する父・克幸さんの試合を観戦した。自身も小学生まで野球と並行してラグビーを行っていただけに今でもラグビーの大ファン。「ベストメンバーじゃなく難しいところもあったが、耐えて耐えて最後に逆転した。うまくいかないこともあったが、最後にいい試合が見られてよかった」と笑顔だった。

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2018年12月16日のニュース