陵侑 予選1位、断トツ優勝候補「自分のジャンプを」

[ 2018年12月16日 05:30 ]

ノルディックスキー W杯ジャンプ男子 ( 2018年12月14日    スイス・エンゲルベルク )

W杯ジャンプ男子個人第6戦予選を1位通過した小林陵
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 個人第6戦(ヒルサイズ=HS140メートル)の予選が行われ、日本勢は開幕5戦で3勝と好調な22歳の小林陵侑(土屋ホーム)が最長不倒の137メートルを飛んで、134・4点の1位で通過した。出場した6人全員が15日の本戦に進んだ。小林陵の兄の小林潤志郎は11位、今季初参戦の佐藤幸椰(ともに雪印メグミルク)は24位、中村直幹(東海大)は30位、伊東大貴(雪印メグミルク)は43位、46歳の葛西紀明(土屋ホーム)は46位で突破した。

 前週にドイツでの大会が天候不良で急きょ中止となり、試合は12日ぶり。空いた期間を各国は合宿で調整したが、日本チームは休養に充てた。「退屈だった」と苦笑する小林陵は、絶好調が狂う不安がなかったかと問われると「あまり考えないようにしていた」と、さらりと言った。優勝した2日の個人戦から「感覚はそのままだった」と平常心で大ジャンプを披露し、堂々の首位通過。断トツの優勝候補だが「あまり考え過ぎずに自分のジャンプができれば」と気負わずに臨む。

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2018年12月16日のニュース