貴闘力氏 現役時代、付け人に干渉しなかった驚きの理由…スタジオ総ツッコミ

[ 2018年12月16日 19:12 ]

大相撲の元関脇・貴闘力
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 大相撲の元関脇・貴闘力氏(51)が16日放送の関西テレビ「お笑いワイドショーマルコポロリ!」(後1・59)に出演。大相撲の“付け人制度”について、自身のエピソードを交えつつ持論を展開した。

 7日、元幕内・貴ノ岩が付け人に暴力を加えた責任を取り引退を発表。世間的には“暴行問題”という形で捉えられる形となった。ただ、貴闘力氏いわく「(昔は)こんなレベルではない」とのこと。関取には日常的にボコボコにされていたという。

 しかし、体罰の代名詞というべき“竹刀”も、貴闘力氏から見れば「ここちよいマッサージみたいなもの」で、「竹刀は痛くないじゃないですか」とサラリ。

 付け人は“関取の小間使い”の認識が強く、掃除・洗濯・後片付け・マッサージなどの雑用をこなすため、睡眠時間は平均2、3時間になってしまうという。それだけ過酷な環境に置かれながらも、十両以上の“関取”になるのを夢見て精進しているのだ。

 貴闘力氏は付け人を使う側になった一人である。MCの東野幸治(51)に「出世していったら自分に付け人付くじゃないですか。バチバチ殴ってた?」と質問されると「それはダメだと思ってたから『付け人、眼中にない』」とキッパリ否定した。

 しかし、“真”の理由はそこではなかった。貴闘力氏は「昼(稽古)終わったら、すぐ競馬場いくし、夜も麻雀して帰ってきて、寝て起きて稽古して…『付け人、眼中にない』から」と、寝ても覚めてもギャンブル三昧。とにかく“ギャンブルで付け人にかまってる暇はない”というのが本音だったようだ。スタジオの出演者たちからは「話が変わってる!」「ギャンブルの合い間に力士やん!」と、ツッコミが入っていた。

 付け人制度について、貴闘力氏は「やめた方がいいというより…」と継続することを否定せず。続けるなら「先輩は後輩に対して愛情をもって、付け人は(相撲)協会から預かっている弟子だと、そういう気持ちで指導する。若い子たちには、先輩に対して稽古をつけてもらってるっていう感謝の気持ちを持つように教えないと」と主張した。

 東野は貴闘力氏のその言葉に、「やっと、まともなことを言ってくれました」とひと安心。出演者たちからも「(まともなコメント)引き出しましたね!」の声が上がっていた。

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2018年12月16日のニュース