御嶽海 貴景勝の全勝を止める 阿武松審判部長「ああいう凄い相撲が取れるんだ」

[ 2018年11月17日 19:49 ]

大相撲九州場所7日目 ( 2018年11月17日    福岡国際センター )

<大相撲九州場所7日目>御嶽海は、はたき込みで貴景勝を破る(撮影・中村 達也)
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 大関獲りを狙う御嶽海が全勝の貴景勝をはたき込みで破り3敗を守った。

 好調な相手の突き押しに一歩も引かず、逆に下からおっつけるように前に出て土俵際まで押し込む。貴景勝の得意の左からのいなしで前のめりになるが、ぎりぎりのところで足を残し態勢を立て直して反撃。相手が前に出てくるところをタイミングよくはたき込んだ。

 土俵下で見ていた阿武松審判部長(元関脇・益荒雄)は「集中できたときはああいう凄い相撲が取れるんだと思いました。下からおっつけるんですよね。素晴らしい技術だと思いました。貴景勝も自分のできる最高の相撲を取った。見応えのある相撲でした」と絶賛した。

 ただ、御嶽海がはたいた時に手でマゲを引っ張ったように見えた。土俵に倒れた貴景勝は乱れたマゲを直す様子を見せた。

 しかし、すぐには物言いがつかず、御嶽海が勝ち名乗りを受けた後に土俵下の審判が立ち上がった。判断が遅れたことについて阿武松審判部長は「私は(指がマゲに)引っかかっていないと思った。でも周り(の審判)を見たら)うん?という顔をしていたので(協議の)手を挙げました」と説明していた。

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2018年11月17日のニュース