八角理事長 大関に勝った竜電の取組に「ケガをしても頑張ればここまで取れる 宇良もそう」

[ 2018年11月17日 20:14 ]

大相撲九州場所7日目 ( 2018年11月17日    福岡国際センター )

<大相撲九州場所7日目>竜電(右)が高安を寄り切りで破る(撮影・中村 達也)
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 幕内・竜電が1敗の大関・高安を寄り切り優勝争いを混戦模様にした。左を差して右上手を浅く取り、大関の下手からの投げにもうまく体を残して上手を絞り込む。じりじり相手の体を起こしながら2分近い相撲の末に寄り切った。

 役員室で見ていた八角理事長(元横綱・北勝海)は「しぶとく食い下がったね。やっぱり力をつけたということ。ケガをしても頑張ればここまで取れるということ」と相撲内容を高く評価した。

 竜電は06年夏場所で序ノ口デビュー。12年九州場所で新十両となったが、8日目に右股関節を骨折しそのまま休場。一時は序ノ口まで陥落し、そこから幕内まではい上がってきた。八角理事長は「股関節は一番、相撲で力がいるところ。大変だったと思う。でもまた(関取に)戻ったら、こういう(大関を倒す)ことがあるということ。宇良もそう。それは他の人にもいえること」とケガからの復活を目指す力士にエールを送っていた。

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2018年11月17日のニュース