豊ノ島「ラーメンが効いている」験担ぎ成功で5勝目

[ 2018年11月17日 16:22 ]

大相撲九州場所7日目 ( 2018年11月17日    福岡国際センター )

<大相撲九州場所7日目>豊ノ島は、押し出しで彩を破る(撮影・中村 達也)
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 2年ぶりに関取に復帰した東十両13枚目の豊ノ島(35=時津風部屋)が、幕下の彩を圧倒して5勝目を挙げた。

 「ラーメンが効いている。昨日、食べました。きょうも行きます。験直しから、験担ぎですよ」

 今場所黒星を喫した4日目と6日目の取組後に博多名物のラーメンを食べて験直し。すると連敗阻止に成功した。ラーメンパワーにあやかろうと、この7日目は、勝った後でも食べることにした。負けを断ち切る「験直し」を、勝った流れ続けるための「験担ぎ」へと、リレーする。

 「こうなったら体のことよりも、験担ぎ。(縁起物の)“勝ち栗”も買いに行きます。何でも使いますよ。それで勝てるなら」

 2年間苦しんだ幕下では1場所が7番だった。九州場所の中日でいよいよ、左アキレス腱を断裂してから2年半ぶりの1場所8番目の相撲に突入する。

 「この2年間のことを考えると、疲れは喜ばないといけないですから」

 十両の優勝争いに加わる2敗キープにも「もう、昔みたいに“ここから全勝だ”とは言いません。大人になったから。恥ずかしいですよ」。疲労はあるが、足取りも口も軽やか。後半も元気な相撲で会場を沸かせる。

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2018年11月17日のニュース