小祝 同伴プレヤーのスイングを参考にV圏内に浮上

[ 2018年11月3日 18:57 ]

<TOTOジャパンクラシック 第2日>12番、バーディパットを決め笑顔を見せる小祝さくら (撮影・成瀬 徹)     
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 黄金世代の小祝さくら(20=トリ)が、7バーディー、1ボギーの66で回り通算10アンダーで前日の7位から優勝を狙える3打差の2位に浮上した。5位で出たミンジー・リー(22=オーストラリア)がベストスコアの64をマークし通算13アンダーで首位に立った。

 小祝は最終18番で12メートルのフックラインをねじ込みバーディーフィニッシュ。V圏内に踏みとどまり逆転Vの可能性をたぐりよせた。

 「最後のひと転がりで入りました。入るとは思わなかった。最後に入ってくれたので明日につながります」

 日本で唯一開催されている米ツアー競技でプロ2年目の20歳が驚異の追い上げを見せた。好調の要因はコーチの辻村明志プロのアドバイス。前週まではショットの不調に苦しみ大会前には「優勝争いなんて絶望的です」と話していたが、練習日に「(インパクトで)体が突っ込んでいる。もう少し右側でインパクトするように」とアドバイスを受けた。その効果はてきめん。この日のフェアウェーキープ率は100%。アイアンもキレが増し、10番で残り140ヤードの第2打を8Iで1メートルにつけ、バーディーを奪うなど7バーディー、1ボギーの66とこの日の日本選手最高のスコアを出した。

 「今週はドライバーショットがフェアウェーにしっかり行っているので、いい(スコアが出ている)と思います」

 同組で回った高真栄がコジンヨン「のスイングも参考にした。「今まで見た中で一番スイングがきれい。リズムやテンポはあんな感じで回れればいいと思いながら回っていました」と笑顔で振り返っていた。

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2018年11月3日のニュース