日本V3へ快勝発進、“雑草スラッガー”数原が代表初打席アーチ

[ 2018年11月3日 05:30 ]

スポニチ後援ソフトボール2018ジャパンカップ第1日 ( 2018年11月2日    群馬県・高崎市城南野球場 )

<日本・台湾>初回1死、数原は代表初打席で初本塁打を放つ(撮影・荻原 浩人)
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 3連覇を狙う日本は台湾に4―0で勝ち、1次リーグを白星発進した。“雑草スラッガー”の数原(すはら)顕子(24=シオノギ製薬)が代表初打席初アーチとなるソロを放つなど一発攻勢が光った。3日は米国、オーストラリアと対戦。4チーム総当たりで行う1次リーグの1位と2位が、最終日の4日に決勝戦をする。

 パンチ力を買われて代表に初めて呼ばれた5番・数原が、初回1死から右中間にソロ本塁打を放った。「自分は左の長距離。長打が一番の見せ場だと思っています」。兵庫・夙川学院高時代は、社会人1部から誘いがなく甲賀健康医療専門学校に進んだ。「絶対に声をかけてもらう」の一心で2年間バットを振り続け、念願かなってシオノギ製薬へ。苦手の外角を克服した昨季、日本リーグの本塁打王(8本)になるまでに成長した。

 ホームラン打者の育成を掲げる宇津木監督は「1打席目で結果を残したのは素晴らしい」と目尻を下げた。東京五輪を目指す新鋭は、今季もリーグ5位の5発を放った。特に「速球が得意」で外国人投手を苦にしない。米国キラーに名乗りを上げた。

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2018年11月3日のニュース