羽生、SP今季世界最高点で首位発進「100点を超えられてホッとしている」

[ 2018年11月3日 21:23 ]

<フィギュアGPシリーズ・ヘルシンキ大会>男子SP、得点を確認し笑顔を見せる羽生結弦(左から2人目)=撮影・小海途 良幹
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 フィギュアスケートのGPシリーズ第3戦、フィンランド大会の男子ショートプログラム(SP)が3日、ヘルシンキで行われ、今季GPシリーズ初戦となる羽生結弦(23=ANA)が9番滑走(最終組4番手)で出場。106・69点を記録し、今季初戦だった9月のオータム・クラシックの97・74点を大幅に上回り、ルール変更後の自己ベストを更新、堂々の首位発進をした。

 106・69点は、9月に宇野昌磨(20=トヨタ自動車)がロンバルディア杯でマークした104・15点を抜き、今季世界最高得点。

 羽生のコメントは以下の通り。

――SPを終えて。

 「完璧ではないので自分の中でも反省点のあるショートだったが、まずは(SP)100点という壁のようなものを超えられたので少しホッとしている」

――演技後、得点をしっかりと確認するような場面があった。

 「ほかの選手がどういう感じで点数取っているかなと。(ルール変更後)大会によって点数のばらつきがあるので。自分たちもそのルールに適応しながら、ルールの中で勝てる演技を考えていました」

――今日のジャンプの出来は。

 「4回転サルコーは自分でも納得できるジャンプだった。フリーに向けては違うジャンプがあるので、またしっかり調整して臨みたい」

――幼い頃から憧れだったジョニー・ウィアー氏の曲を使ってのSP。

 「この曲は自分がやりたいと思って選んだ曲。自分自身で表現したいことはできたかなと思う。実は今日は(曲をフリーで使用する)プルシェンコさんの誕生日なので、また気持ちを引き締めて頑張りたい」

――フリーに向けて。

 「今回はいい調整をしてきたし、現地に入ってからも調子が上がってきた。またしっかりと自分を見つめ直して、地に足を、氷に足をつけて頑張りたい」

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