村上が床で銅メダル、連覇ならずも日本初の同種目2大会連続表彰台

[ 2018年11月4日 00:53 ]

体操・世界選手権最終日 ( 2018年11月3日    カタール・ドーハ )

世界体操選手権最終日 女子種目別決勝 村上の床運動
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 種目別決勝の女子床運動で、村上茉愛(日体大)は13・866点で銅メダルを獲得した。昨年は16年リオデジャネイロ五輪4冠のバイルス(米国)が不在の中、金メダルに輝いた22歳は、復帰してきた女王には及ばなかったものの、H難度のシリバス(後方抱え込み2回宙返り2回ひねり)を決めて、同種目の日本勢で初めて2大会連続で表彰台に立った。

 1日の個人総合では日本初となる銀メダルを獲得。0・1点差で4位に終わり号泣した1年前の悔しさを晴らすと、「自分でつかみ取った銀メダル。このメダルは、かなり重要」と笑った。出発直前にギックリ腰を発症しながら長時間のフライトに耐え、応援に駆けつけた母の英子さんに試合後、輝く勲章をかけた。「まだ床があるからね、気を抜いちゃダメ」と母に言われ、満足感を振り払って勝負のフロアに立ち、再びメダルを手に入れた。

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