羽生に聞く 100点超えも「まだできることある」「身が引き締まった」

[ 2018年11月4日 00:06 ]

フィギュアスケートGPシリーズ第3戦 フィンランド大会第2日 男子ショートプログラム ( 2018年11月3日    ヘルシンキ )

<フィギュアGPシリーズ・ヘルシンキ大会>男子SP、演技を終えあいさつをする羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
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 今季GP初戦の羽生結弦(23=ANA)はルール改正後の世界最高得点となる106・69点で首位発進した。以下は試合後の一問一答。 

 ――滑り終えて

 「満足できていないところが結構ある。トランジションやジャンプの出来でも、まだできることはたくさんある」

 ――4回転サルコーが決まった

 「6分間練習の一番最初のジャンプがきれいに決まって、だんだん崩れ始めた。自分の中では陸から上がってすぐのジャンプが良かったので、信じて跳べた」

 ――4回転―3回転の連続トーループは基礎点が1・1倍になる後半(1分20秒)ぎりぎりだった

 「取れてますよね。練習よりちょっと早かった。曲の尺としては(1分)23、24秒くらいを狙っていた。始まりの動作が1・5秒くらい遅かったので、22秒とか23秒とかになったかな。後半に入る、入らないより、ジャンプが全部決まらないと、演技構成点がつかない。そこが怖かったので、とりあえずは満足しています」

 ――ジャンプについて

 「安心してやるのであれば、イーグルを抜いたり、いろんなことができるが、ジャンプに入るにあたって、“ジャンプを跳びますよ”というのは出したくない。リスクを取りながらも安心して気持ちを入れられるようにしたい」

 ――「表現したいことは譲れない」と話していたが

 「今回のスピンはすごく気持ちを込められた。ステップも会場の雰囲気が後押ししてくれた。楽しく、気持ちよくできた」

 ――得点を見て

 「とりあえず100点を超えられたのが大きい。そこが一番ホッしている。まだまだベストの点じゃない。明日も残っているし、新たに身が引き締まった」

 ――演技構成点が9・5点前後と高い

 「重大なエラーがあると点数が出にくいと今季は感じている。オータムクラシックの時に特に感じた。SPの構成がはまっているというよりも、ジャンプが決まったからかなと思う」

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