桐生 400Mリレーで金メダルに貢献 オフは「いろいろやりたいことがある」

[ 2018年8月30日 23:45 ]

アジア大会 陸上男子400メートルリレー ( 2018年8月30日    インドネシア・ジャカルタ、パレンバン )

 陸上男子400メートルリレーで、日本が38秒16で20年ぶりの金メダルを獲得した。

 3走を務めてアジア制覇に貢献した桐生祥秀(22=日本生命)は、今大会の個人種目の代表は逃し、リレー1種目に懸けてジャカルタの地に乗り込んだ。9秒台で決着した男子100メートルは、選手村のテレビで観戦していたと言い、「中国や山県さんはしっかりタイムを残してきている」。同学年の小池祐貴(ANA)が200メートルを制したことには「(新聞記事に)“桐生を追い掛けて”とあった。同級生というより友達がタイムを出すのは、他の人が出すのと違う感覚。メダルを獲りたいなと思いました」と大きな刺激を受けた様子だった。

 春に始まった陸上のシーズンは、まもなく終わりを迎える。昨年は日本人初の100メートル9秒台となる9秒98の日本記録を出し、オフは表彰式やテレビ出演、取材対応に明け暮れた。今年は昨年に比べれば静かなオフを迎えられそうで、「いろいろやりたいことがある」とトレーニング中心のオフにする考えを明かした。

 20年東京五輪に向け、来年は世界選手権(9、10月、ドーハ)の個人種目に出場することが最大の目標となりそう。そのためには6月の日本選手権(博多の森)で代表枠を獲得することが必須となる。「日本選手権を勝てていない。ピーキングが陸上人生でうまいこと夏に合ってこない。合わせたいなと思います」と自虐を込めながらも、さらなる成長を誓った。

続きを表示

2018年8月30日のニュース