稀勢 尻上がり14勝6敗に「ようやく良くなってきた感じ」

[ 2018年8月30日 05:30 ]

高安(右)と稽古を行った稀勢の里(撮影・佐藤 博之)
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 8場所連続休場中の横綱・稀勢の里(32=田子ノ浦部屋)が復活を期す秋場所(9月9日初日、両国国技館)に向け、東京都江戸川区の同部屋で大関・高安と三番稽古を行った。相撲を取る稽古は23日の夏巡業(静岡県三島市)以来。いきなり左四つがっぷりで敗れるなど4連敗したが、徐々に調子を上げて20番で14勝6敗だった。

 「後半は良かった。番数以上に手応えがあった」。得意の左四つ一辺倒ではなく、相四つの相手に右を巻き替えて右四つ、もろ差しに持ち込む場面もあった。「高安が工夫してきたからね」と説明したが、本場所でも右上手が取れない場合に有効な策となる可能性もある。立ち合いも「ようやく良くなってきた感じ」と話すなど、納得の稽古となった。

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