バスケ女子、20年ぶり決勝逃す…中国の高さ崩せず「シュートが入らないと」

[ 2018年8月30日 17:24 ]

 ジャカルタ・アジア大会のバスケットボール女子準決勝が30日にあり、日本は中国に74―86で敗れ、優勝した1998年以来となる5大会20年ぶりの決勝を逃した。台湾との3位決定戦に回った。

 2メートル台が2人、1メートル90台が5人いる中国の高さを崩せなかった。第1クオーターは17―20と食らいつき、第2クオーターを終えても30―40と粘ったものの、立ちはだかる“壁”の圧力で徐々に差が開き始めた。

 日本はスピードで崩しにかかるものの、インサイドに入らせてもらえない。遠い位置からのシュートを余儀なくされた。確率は下がる。フィールドゴール成功率は34%。中国は63%。ガードの宮崎早織(23=JX―ENEOS)は「前半、いい勝負をしていけるなと思ったけど、シュートが入らないのは力不足。スピードがあって展開がよくても、シュートが入らないと」と嘆いた。

 とはいえ、1次リーグで73―105と大敗した前回準Vチームの攻撃力を削ぐことには成功した。薮内夏美監督(41)は「前回、インサイドをやられた。ビッグマンの対策は機能した」と、1メートル88のセンター梅沢カディシャ樹奈(20=JE―ENEOS)のディフェンスを称えた。最終クオーターに3ポイントシュートで追い上げる場面があったものの、12点差及ばず。若手中心のメンバーで参戦している指揮官は「得点力が足りずこうなったが、チャンスはあった。残念の一言です」と、悔しがった。

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2018年8月30日のニュース