宮川、一貫して速見コーチを擁護…弁護士「非常に難しい問題」

[ 2018年8月30日 05:30 ]

体操女子パワハラ問題

弁護士同伴で会見する宮川(撮影・尾崎 有希)
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 宮川は暴力を受けたことは認めながらも、一貫して速見コーチを擁護している。今回の宮川の行動について、嵩原(たけはら)安三郎弁護士は「客観的な判断が必要になる。被害者が生存戦略として加害者との間に心理的なつながりを持つようになる“ストックホルム症候群”の恐れも否定できない。今回の件は、当事者(被害者)さえ否定すれば問題ない、との流れができる可能性もあり、非常に難しい問題だ」と語った。

 一方で、協会側が高圧的な態度で、宮川に速見コーチの暴力行為を認めるよう迫ったことなどはパワハラだという。現在スポーツ界は指導者によるパワハラの撲滅が求められているが、そのために「パワハラが起きていては元も子もない」と話した。

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2018年8月30日のニュース