大阪桐蔭高ゴルフ部で賭け 暴力も、顧問ら処分

[ 2018年8月30日 13:18 ]

 大阪桐蔭高校(大阪府大東市)のゴルフ部で、男子部員が賭けゴルフや下級生に暴力行為をして、顧問や部員らが学校側から処分を受けていたことが30日、同校への取材で分かった。

 今田悟校長によると、3月上旬、当時1年の男子部員が同級生の財布から500円を抜き取る事案が発覚し、学校側が調査。昨年7月〜今年3月、上級生5人がこの部員への暴力を繰り返したり、複数の部員が部活動中に数百円ずつを賭けてプレーをしたりしていたことが判明した。

 同校は窃盗の部員を8日間の謹慎(その後、自主退学)に、暴力行為の5人を12日間の謹慎処分にした。顧問2人も厳重注意、ゴルフ部は12日間の活動停止とした。同校は6月、大阪府私学課に一連の行為について報告した。

 同校によるとゴルフ部は硬式野球部などと並び、毎年のように全国大会に出場するなどの強豪。今田校長は「大きな大会に出場しているクラブだけに残念。今後、二度と起こらないよう指導していきたい」と話した。

 同校ゴルフ部OBにはプロゴルファーの宮里聖志氏や弟の優作氏がいる。(共同)

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2018年8月30日のニュース