パワハラ疑惑の塚原夫妻 五輪金・森末慎二氏「それだけの権力持っている」

[ 2018年8月30日 11:46 ]

ロス五輪体操金メダリストでタレントの森末慎二氏
Photo By スポニチ

 ロス五輪体操金メダリストでタレントの森末慎二氏(61)が30日放送のTBS「ビビット」(月〜金曜前8・00)の生放送に出演。体操女子の宮川紗江(18)がパワーハラスメントを受けていたと告発した日本協会の塚原千恵子・女子強化本部長(71)と夫の光男副会長(70)について語った。

 元コーチの速見佑斗氏(34)が宮川への暴力行為により、無期限登録抹消などの処分を受けたことに端を発した今回の問題。宮川によると、速見氏に処分が下る前の7月15日、塚原夫妻に「(速見氏に)暴力の話が出ている。あのコーチはダメ。だからあなたは伸びない。私なら速見の100倍教えられる」と詰問された宮川は、暴力行為の証言を求められたが拒否。「先生を家族も信頼して一緒にやっていく」と答えると、「家族でどうかしている、宗教みたいだと高圧的に言われた。家族もコーチも否定され、おかしくなってしまいそうだった」という。

 森末氏は「30年ぐらい前からこういう噂はありました。出て欲しいとは思ってましたが、なかなかこういう発言をする選手はいなかった」とコメント。塚原夫妻については「協会の中に夫婦でこの立場にいるのも、普通に考えればおかしい」とし、「NOという人を排除してイエスマンだけを残していくってことでしょう」と持論を語った。

 宮川が千恵子強化本部長に「五輪にも出られなくなるわよ」と言われたと主張している件については「それだけの権力を持っているので、十分に考えられる」と神妙な表情を浮かべていた。

続きを表示

2018年8月30日のニュース