平野歩夢 さらなる飛躍を誓う銀メダル「上に目標があるのはいいこと」

[ 2018年2月14日 14:23 ]

ショーン・ホワイト(中央)、スコット・ジェームズ(右)と肩を組む平野歩夢(AP)
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 平昌五輪は14日、スノーボードの男子ハーフパイプ(HP)決勝が行われ、前回ソチ五輪銀メダルの平野歩夢(19=木下グループ)が2回目で95・25点をマークし、2大会連続の銀メダルを獲得した。日本のスノーボード選手が複数のメダルを手にしたのは初めて。

 【平野との一問一答】

 ――試合を振り返って。

 今まで準備してきたことは2本目にうまく出せた。3本目で(2本目の5発ルーティンから)もう1発足せればよかった。それが途中で失速してしまったので、この結果はしょうがない。最後を決めたかった。

 ――ソチの銀メダルとの違い。

 あの時は悔しさも特になかった。自分の中にあるもので獲っちゃった。今回は頂点を狙うために練習してきて、その中でケガがあったり、考え込むような4年間だった。

 ――表彰式では笑顔は見せなかった。

 前回と同じ結果で悔しい部分も当然ある。自分の気持ちが笑えるところまでたどりつけてない。

 ――練習してきた1440の連続技はつないだ。

 それはうれしい。3本目は着地が決まらなかった。今日は天候も暗いというか、視界が見えづらかった。

 ――ホワイトの3本目を待っている心境。

 高さや着地の完成度を含めて、彼の“過去イチ”の滑りが出ていた。当然越されるだろうなと感じていた。

 ――金メダルは遠く感じた?

 自分が今回できることは精いっぱいやれたと思う。それで結果が銀メダル。自分も受け入れられる。目標がなくなるより、さらに上に目標があるのはいいこと。それを生かせればいい。

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