辻 銅「夢のような瞬間」 ハンドボールから決意の転向1年半

[ 2016年9月16日 05:30 ]

<女子400メートル決勝(切断などT47)>獲得した銅メダルをかむ辻沙絵

リオデジャネイロ・パラリンピック 陸上女子400メートル(切断などT47)決勝

(9月14日)
 陸上の女子400メートル(切断などT47)で初出場の辻沙絵(21=日体大)が銅メダルを獲得した。日本は第8日(14日)に5個(銀3、銅2)のメダルを獲得し、今大会通算メダル数を16個(銀7、銅9)とした。

 緊張から解き放たれた辻の目から涙があふれた。北海道・函館鍛神(たんしん)小学校5年から続けていたハンドボールから転向して1年半。「大好きだったハンドボールをやめて、自分でよかったって思えるように。後悔しないようにと思っていて。それがメダルを獲得することができて、夢のような瞬間でした」。決勝の舞台。不安だった。会場入り前、茨城・水海道二高時代の親友に電話をした。「レースが怖い」と弱音を吐いたが「絶対、沙絵ならできる」と勇気づけられスタートラインに立った。「大丈夫、自分ならできる。絶対にメダルを獲る」と声を出し、自らを鼓舞した。

 最終コーナーまでは5位だったが、最後の100メートルで2人を抜き、表彰台をつかみとった。関係者から日の丸を受け取り、場内を回った。「メダルを獲ったらもっといいメダルが欲しいなと思いました。2020年までまだ4年間ある。そこに向けてトレーニングしたい。やっぱり金メダルがいいなと思いました」リオの夜、美人スプリンターの笑顔が輝いていた。

 ◆辻 沙絵(つじ・さえ)1994年(平6)10月28日、北海道生まれの21歳。茨城・水海道二高時代は、健常者に交じってハンドボールで活躍。日体大に進学後、昨年3月に陸上に転向した。1メートル58、45キロ。

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