マリー涙の連覇 4時間超の激闘「金メダル獲れて本当にうれしい」

[ 2016年8月16日 05:30 ]

表彰台で笑顔の(左から)準優勝デルポトロ、五輪連覇マリー、3位錦織

リオデジャネイロ五輪テニス男子シングルス決勝 A・マリー(英国)7―5、4―6、6―2、7―5デルポトロ(アルゼンチン)

(8月14日 五輪テニスセンター)
 5セットマッチで行われたテニスの男子シングルス決勝はA・マリーがデルポトロを下し、史上初の五輪2連覇を達成した。「これまでのビッグタイトルを懸けた試合で最も過酷な一つ」と表現した4時間超の激闘。第4セットは3―5から4ゲームを連取して終止符を打った。

 試合を終えると、両者ともに疲れ果てた様子で力強く抱き合い、互いの健闘を称え合い、A・マリーはタオルに顔をうずめて涙。前回ロンドン五輪からの4年を振り返り「腰の手術など厳しい時を乗り越えてきた。金メダルを獲れて本当にうれしい」と感慨に浸った。

 ◆アンディ・マリー(英国=テニス男子シングルス)4大大会通算3勝。ツアー通算38勝。15日付世界ランキング2位。12年ロンドン五輪男子シングルス優勝。1メートル88、84キロ。29歳。

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