日馬富士 全勝V飾れず「自分の流れだったのに」

[ 2011年7月25日 06:00 ]

大相撲名古屋場所千秋楽

(7月24日 愛知県体育館)
 大関・日馬富士は2度目の優勝を全勝で飾れなかった。もろ差しで出たものの、土俵際で稀勢の里の左突き落としを食らった。

 「自分の流れだったのに。信じられない」と苦笑いだった。この日は母ミャグマルスレンさんを館内に招き、優勝インタビューでは目を潤ませた。秋場所では2度目の綱獲りに挑む。「チャンスが与えられたことで一生懸命に稽古して精進して、一日一日を頑張りたい」と決意を新たにした。

 ≪次は綱獲りに期待≫日馬富士の師匠、伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)は「今場所は安定した相撲が取れたんじゃないかな。綱獲り?頑張らないといけないよね」と一層の奮闘を期待した。日馬富士の母ミャグマルスレンさんは支度部屋での優勝記念撮影後に息子の頬にキスして祝福。「ケガでつらい時期も、そういうそぶりを見せなかった。ケガをしないように落ち着いていれば横綱になれるかも」と息子の体を気遣っていた。

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2011年7月25日のニュース