琴奨菊&鶴竜 大関再挑戦…来場所同時昇進だ!

[ 2011年7月25日 06:00 ]

豊真将(右)を寄り切った琴奨菊

大相撲名古屋場所千秋楽

(7月24日 愛知県体育館)
 関脇・鶴竜が阿覧を寄り切って10勝目を挙げ、小結だった技量審査場所の12勝に続く2桁勝利となった。今場所での大関獲りに失敗した関脇・琴奨菊は豊真将を寄り切って11勝とし、秋場所(9月11日初日、両国国技館)では2人そろって大関昇進を懸けて土俵に上がる。14日目に2度目の優勝を決めた大関・日馬富士は関脇・稀勢の里に突き落とされて14勝1敗。連覇が7で止まった横綱・白鵬は大関・把瑠都の上手投げに屈し、12勝3敗に終わった。
【取組結果 星取表】

 着実に力をつけてきた関脇2人が価値ある1勝をつかんだ。先場所12勝を挙げた鶴竜は10勝目、今場所大関獲りに失敗した琴奨菊は11勝目をゲット。この日、貴乃花審判部長(元横綱)が来場所で鶴竜と琴奨菊が大関昇進のチャンスを迎える見解を示したため、2人は94年春場所にそろって大関となった武蔵丸、貴ノ浪以来となる“同時昇進”に挑むことになった。

 鶴竜は師匠の井筒親方(元関脇・逆鉾)譲りの技巧派力士。この日も左を深く差し、阿覧の怪力を封じる頭脳的な取り口で寄り切った。琴奨菊が注目を浴びた場所で地道に白星を重ね、ここ2場所で22勝。琴奨菊の21勝を超え“最も大関に近い存在”となり、来場所11勝で大関昇進の目安となる3場所33勝に届く。「(琴奨菊に)負けたくない気持ちはある。上(横綱)に勝たないと上は見えてこない」と寡黙な25歳は闘志を燃やした。

 一方の琴奨菊も得意の左四つから慎重に豊真将を寄り切り。13、14日目に平幕力士に連敗し、今場所での昇進はかなわなかった。だが、来場所も今回と同じ条件の12勝で目安に到達するだけに「あとでこの場所があったからと言えるようにしたい。この経験を生かしたい」とすぐに来場所へと気持ちを切り替えた。

 また、稀勢の里は優勝した日馬富士を破って10勝に乗せた。関脇3人が全員2桁勝利を挙げるのは55年春場所以来56年ぶり。放駒理事長(元大関・魁傑)は「関脇が元気な場所は面白い。琴奨菊は来場所頑張ってほしい。鶴竜は確実に力がついている。2人がライバルとしていい関係になればいい」と評価した。魁皇が引退し、白鵬の連覇が7で止まった名古屋場所は、新時代の到来を予感させる場所でもあった。

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