日馬の綱獲り 横審委員長「準優勝なら14勝必要」 

[ 2011年7月25日 19:46 ]

 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)は25日、東京・両国国技館で会合を開き、名古屋場所を14勝1敗で制した大関日馬富士の秋場所での綱とりについて、鶴田卓彦委員長は「単に準優勝だけでは駄目だ。1敗が限界だと思う」と述べ、優勝者に次ぐ好成績を意味する準優勝の場合は14勝が必要になるとの見解を示した。

 横審の推薦内規には「大関で2場所連続優勝か、それに準ずる成績」とあり、1990年名古屋場所後に横綱になった旭富士(現伊勢ケ浜親方)以降の7人は全員、2場所連続優勝で昇進した。

 横綱白鵬が前人未到の8連覇を逃したことについて、鶴田委員長は「実現しなかったのは残念」と話した。その一方で「白鵬以外の優勝は久しぶりで、日馬富士の(12場所ぶり2度目の)優勝が華となった。綱とりに向けて、全力で頑張ってほしい」と期待を寄せた。

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