高田川親方憤慨「腹を切って死んでほしい」

[ 2011年2月7日 06:00 ]

大相撲・八百長疑惑、春場所中止

 理事会での春場所中止決定は、続いて開催された評議員会で全親方衆らに報告された。その際、2人の親方から「春は新弟子の多い場所で何とか開催できないものか」「開催しないと相撲が忘れ去られてしまう」という反対意見が出されたというが「そういうことを言っている場合ではない」との意見が大半。50分足らずで、了承されたという。

 玉垣親方(元小結・智ノ花)は「みんな異論は持っているが、今回はそういうことじゃない。連帯責任だ」と気持ちを代弁。千賀ノ浦親方(元関脇・舛田山)は「若い力士がかわいそう。(大阪で宿泊予定だった)宿舎にも謝罪に行かないといけない」と観念したような表情で話した。

 「われわれは相撲に命を懸けてやっているんだから(八百長に)関与した人間には一刻も早く腹を切って死んでほしい」と厳しい意見をまくしたてたのは高田川親方(元関脇・安芸乃島)。「本場所は技量審査の場。個人的にはやってほしい。若い力士のことを考えると涙が出てくる」と憤りを隠さなかった。

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2011年2月7日のニュース