錣山部屋 春場所宿舎で1カ月稽古 新弟子の家族に説明も

[ 2011年2月7日 19:52 ]

 大相撲春場所の開催中止を受け、人気力士の幕内豊真将らを指導する錣山親方(元関脇寺尾)は7日、当初の番付発表予定だった2月28日に合わせて錣山部屋の力士全員で関西入りし、これまで春場所で使用してきた宿舎で約1カ月にわたり稽古や慈善活動をすることを明らかにした。

 錣山部屋は奈良県内に春場所宿舎を毎年構えており、同親方は「宿舎を貸してくれる方から『場所はなくなったけど、お相撲さんに会いたい人がたくさんいるから来てほしい』と言っていただいた。ありがたい」と感謝した。滞在中は朝稽古を一般公開し、部屋全体で学校や老人ホームなどを訪問する予定という。

 佐渡ケ嶽部屋では3月に2人の新弟子が入門予定。佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)は6日夜に、2人の家族に謝罪と説明を行った。同親方は「不安はあるけれど親方に子どもをお任せします、と親御さんに言っていただいた」と話した。同部屋は16日から予定していたグアム旅行を自粛した。

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2011年2月7日のニュース