愛 初Vへ強行出場も精彩欠き4強止まり

[ 2011年2月7日 06:00 ]

ジャパン・トップ12女子準決勝で藤井寛子に敗れた福原愛

 ジャパントップ12は6日、東京・代々木第2体育館で12選手による男女シングルスが行われ、初優勝を狙った福原愛(22=ANA)は体調不良を押して強行出場したが、4強止まりだった。全日本選手権覇者の石川佳純(17=ミキハウスJSC)は発熱のため欠場。女子は藤井寛子(28=日本生命)が6年ぶり2度目、男子は水谷隼(21=明大)が2年連続2度目の優勝を飾った。

 福原は強行出場も実らなかった。過去5度決勝で敗れ、いまだ優勝のない大会。「今年こそは優勝したいと思っていたけれど、負けてしまって悔しい」。藤井との準決勝では第3ゲームを7―1から、続く第4ゲームも10―5から落として勝機を逸した。

 前日まで39度の熱があり「急性腸炎」と診断され1日入院した。「お客さんがいるので」とプロ意識の高さを見せたが、本来のプレーには遠かった。試合後はプロツアーのカタール・オープンへ出発。伸び盛りの石川に1月の全日本選手権で敗れ、最新の世界ランキングで日本人最上位を明け渡した22歳は「(全日本から)変わらないといけない」とエースの座奪回へ向けて強い決意をにじませた。

続きを表示

2011年2月7日のニュース