海外メディアも報道「21世紀に適応するのに四苦八苦」

[ 2011年2月7日 10:40 ]

大相撲・八百長疑惑、春場所中止

 日本相撲協会が八百長問題を理由に大相撲春場所の中止を決めたことについて、米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は6日、大相撲にとり「史上最大の危機」と指摘、大相撲の歴史なども含め詳細に報じた。

 また英BBC放送も菅直人首相が「(八百長問題は)国民に対する背信行為だ」とコメントしたことを伝え、「多くの日本人にとって相撲は単なるスポーツ以上の存在」などと紹介。日本の社会に大きな衝撃を与えていると報じた。

 同紙は「八百長は長い間、存在すると想定されてきたが、日本相撲協会は真剣に受け止めてこなかった」と指摘。「厳格で古風なこの競技は、21世紀に適応するのに四苦八苦」し、近年では、力士によるマリフアナ吸引、泥酔騒ぎ、違法賭博など問題が頻発しているとした。

 また、これらの問題が表面化したのは、相撲界の体質に対し、大衆雑誌がより攻撃的になってきたからだとの見方を伝えた。(共同)

続きを表示

2011年2月7日のニュース