サー!控えめ…愛ちゃん逆転負け銅に終わる

[ 2010年11月21日 06:00 ]

女子シングルス準決勝で中国の郭躍(左)に逆転負けした福原愛

 ロンドン五輪につながる銅メダルだ。卓球女子シングルス準決勝で、世界ランク10位の福原は、同4位の郭躍を3―1とリードしながら、逆転されて銅メダル止まり。「最後の最後で実力不足。リードした場面でどう思い切って攻めるかが課題」と振り返った。

 試合中は感情の起伏を出さず「サー!」の掛け声も、いつもよりも少なめ。「落ち着いて冷静に試合を進めようと思った」。言葉通りのプレーで相手の焦りを誘ったが、勝負所で強さを見せつけられた。
 決勝進出は逃したが、女子ダブルス、混合ダブルスと合わせ3つの銅メダルを獲得。「メダルを3つ獲ることができて、ロンドン五輪へ自信になった。ホッとしているけど、やっぱり欲が出ますね」。確かな手応えと悔しさを胸に、エースはロンドンへ歩みを進める。

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2010年11月21日のニュース