羽生7位、ファイナル逃す…高橋組は2位

[ 2010年11月21日 01:39 ]

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦のロシア杯最終日は20日、モスクワで行われ、男子はショートプログラム(SP)6位の羽生結弦(宮城・東北高)がジャンプの跳びすぎによる減点などでフリー6位の合計202・66点で7位にとどまり、GPの上位6人によるファイナル(12月・北京)進出を逃した。

 SP3位のトマシュ・ベルネル(チェコ)がフリー1位で逆転し、合計230・31点でGP初優勝。パトリック・チャン(カナダ)が2位、SP12位の町田樹(関大)がフリー9位の合計177・01点で11位だった。
 ペアはSP2位の高橋成美(木下工務店ク東京)とカナダ人のマービン・トラン組がフリー3位の合計165・47点で2位。川口悠子、アレクサンドル・スミルノフ組(ロシア)がSP、フリーともに1位の合計182・70点で優勝した。

 ▼高橋成美の話 銀メダルは満足。完ぺきじゃなかったけど、最初の失敗を引きずらずにできたことがよかった。今は試合が特別な存在で楽しい。

 ▼川口悠子の話 やるべきことはたくさんあるけど、きょうの時点ではベスト。初めてロシア杯のタイトルを取ることができてうれしい。(この日が誕生日で)自分にとってのプレゼントになった。

 ▼羽生結弦の話 (直前の)6分間練習で周りを気にしすぎて、集中し切れていなかった。周りのレベルの高さを感じた。全日本(選手権)ではこんな演技はしない。

 ▼町田樹の話 自分自身に自信が持てなかった。正直つらい。日本に帰ってから1回リセットして、一から組み立てて全日本(選手権)に臨んでいきたい。(共同)

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2010年11月21日のニュース