明大　昨年のリベンジ！難敵倒し全勝守る

　【明大２０―１４帝京大】留学生２人を擁する帝京大と、重戦車の異名を持つ明大との力のこもったＦＷ戦は見応えがあった。しかし強い時の明大はバックスも強力。この日はバックスが全得点を挙げ、昨年０―５６と大敗した帝京大に雪辱した。

　前半２１分だ。ラックからの展開でＣＴＢ衛藤が大きく抜け、ＷＴＢ居迫が先制トライ。３７分にはＳＯ田村が約４０メートルのＤＧを決めてリードを広げた。後半５分に３点差に迫られると、すかさず２分後に居迫が左隅に飛び込んで突き放した。２トライの居迫は「ＦＷだけが頑張っても勝てない。バックスが仕留められればいい」と喜んだ。

　昨年は３勝４敗で５位と低迷したが、優勝した１９９８年以来の全勝で、早大との最終戦を迎える。吉田監督は「全勝の誇りを持って最強の挑戦者として臨む。早稲田も（２３日の）慶応戦に勝って全勝で来てほしい。わたしが主将だった時代の、光り輝いていた戦いを望んでいる」と語気を強めた。