大貫、山口とも2種目ずつ制覇

[ 2010年11月21日 18:06 ]

 新体操の全日本選手権最終日は21日、東京・国立代々木競技場で行われ、女子個人総合覇者の大貫友梨亜(東女体大OG)が種目別のロープとリボン、18歳の山口留奈(イオン)がフープとボールで優勝し、広州アジア大会代表2人が2種目ずつ分け合った。

 団体総合優勝の日女体大は種目別のフープで勝ち、リボン・ロープは東女体大が制した。
 男子個人総合優勝の北村将嗣(花園大)が種目別のリング、大舌恭平(青森大)が残りの3種目を制覇。団体総合は青森大が2年連続で勝った。

 女子種目別のボール、フープを制した山口は「大きなミスなくまとめられた」と笑顔が戻った。前日までの個人総合は大接戦で2位に敗れたが、前向きな気持ちで種目別に臨んだという。連日の演技で体は疲れていたが「気持ちを保てた」と精神面でカバーした2種目制覇だった。
 ただ、休む間もなく、アジア大会に出るために22日に広州に出発。アウェーのような状態に不安な表情を浮かべるが、18歳のホープは「自分の演技に集中すれば気にならないと思う」と話した。

続きを表示

2010年11月21日のニュース