後がない宮里藍　逆転賞金女王へ気持ちぶれず「チャンスある」

　【ロレーナ・オチョア招待　第３Ｒ】宮里藍が逆転賞金女王に望みをつないだ。今週の優勝が絶対条件と後がない中、難しい風が吹いたが気持ちはぶれなかった。５バーディー、１ボギーで６８をマーク、首位と１打差の２位という絶好の位置にも「自分のやるべきことをやるだけ」と沈着冷静に話した。

　この日もショットがさえた。出だしの１番で３メートルにつけてバーディー発進。フェアウエーをほとんど外すことなく、７番で４メートルを沈めると二つ目のバーディーを奪った。後半に入って風が強まったが１０番、１３番でバーディー、１６番はバンカーから寄せきれずにボギーとしたが、１８番は１・２メートルにつけて３日続けてバーディーを奪い、ガッツポーズで締めくくった。
　賞金女王に最優秀選手賞と、タイトルへの思いが交錯する中「あすはもう一度自分をリセットしてできればチャンスはある」と意気込んだ。（共同）