賞金ランク3位の藤田、遼に負けじ首位並走

[ 2010年11月14日 06:00 ]

1番でティーショットを放つ藤田寛之

 【三井住友VISA太平洋マスターズ第3日】石川以上のゴルフを見せたのは賞金ランク3位の藤田だった。安定感あるパットに加え、ショットが復調して自己最多タイの10バーディー。ボギーを1つ叩いたが、63の好スコアをマークし、通算9アンダーで18位から一気に首位に浮上した。

 「今までのストレスが一気に晴れた」と会心の笑み。最近はショットに悩んでいたが、師匠の芹沢信雄に「カット気味に打てばいいんだ」との助言を受け、「自分の中で10時の方向に打つくらいの気持ちで打つ」ようにすると、持ち球のフェードが安定した。
 日頃は好スコアを出しても慎重な言動の41歳が、この日ばかりは舌も滑らか。芹沢一門は上井が4位、宮本も6位の好位置とあって「今のゴルフ界は遼君とチーム芹沢が引っ張っていますね」と笑わせ、「最終日は賞金ランク2位(石川)と3位が同組。最後の最後まで優勝争いの位置にいるのが僕の使命」と石川との直接対決に闘志を燃やした。

 ▼3位・甲斐慎太郎 ショットが最近ずっといい。比較的好きなコースなので、後半まで優勝争いをできるような位置にいたい。(8バーディー、2ボギーの66をマーク)

 ▼6位・宮本勝昌 最後が残念。通算7アンダーなら優勝のチャンスもあったけど…。また頑張るしかない。(最終ホールのダブルボギーが響き、首位と4打差)

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2010年11月14日のニュース