「お家芸」で3連覇逃す アジアのライバルに力負け

[ 2010年11月14日 17:01 ]

 【アジア大会 自転車】自転車の男子チームスプリントで3連覇を狙った日本は、中国に敗れて銀メダルだった。

 力負けだった。2004年アテネ五輪で銀メダルを獲得し、前回ドーハ大会は優勝。お家芸とも言われたチームスプリント決勝で、日本は新興のアジアのライバル、中国に完敗し、この種目が採用されて3大会目で初めて金メダルを逃した。
 「しっかり走れた。今やれることはやった」。成田の満足そうな表情が、中国の強さを物語っていた。日本が6位だった北京五輪で中国は9位。しかし、ことしの世界選手権では中国が4位で日本は10位だった。競輪選手で臨む日本とは違い、この種目に専念して強化する中国に抜かれた。
 それでも渡辺には「ベストのタイムを出せた」との手応えがある。班目監督は「来年9月にはドーム施設が修善寺(静岡)にできる。本格的な練習がいつでもできるようになる」と巻き返しを期した。(共同)

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2010年11月14日のニュース