藍、逆転女王へ3差4位「今の調子でいけたら」

[ 2010年11月14日 06:00 ]

 USLPGAツアーのロレーナ・オチョア招待第2日は12日、メキシコ・グアダラハラ グアダラハラCC(6644ヤード、パー72)で行われ、3位から出た宮里藍(25=サントリー)は4バーディー、1ボギーの69とスコアを伸ばし、通算7アンダー、137で首位と3打差の4位につけた。宮里美香(21=フリー)は4バーディー、2ボギーの70で回り、通算2アンダーの21位。66をマークしたポーラ・クリーマー(24=米国)が通算10アンダーで単独首位に立った。

 宮里は力強いガッツポーズで第2ラウンドを締めくくった。18番は下りの難しい6メートルのパットが残ったが、ねじ込んでバーディーフィニッシュ。4位ながら首位と3打差に縮め「まだまだチャンスはつくっていける。良い位置にいるし、メリハリをつけてあと2日頑張りたい」と前を向いた。
 前日、親友のオチョアと回って思い出した良いイメージはこの日も残っていた。「きのうロレーナと回っていいゴルフができて、その好調をキープできている」。3番で1メートル、4番で1・5メートルを沈めて連続バーディー。その後は荒れたグリーンの影響もあってもどかしい展開が続いたが、後半のインでもスコアを1つ伸ばして69で回った。逆転賞金女王には残り2戦で連勝するしかないが「修正点はない。今の調子でいけたらいい」と気負うことなく自らのプレーに集中するつもりだ。

 ≪美香は高地に苦戦…≫海抜1600メートルの高地で宮里美のショットの感覚が狂った。気圧の関係で飛距離が伸びるため「まだ感覚が微妙」と前半はパーを続けて36。後半は12番で1・2メートルにつけてバーディーを奪うと、出入りも激しかったが、17番でチップインバーディーも記録するなどスコアを2つ伸ばした。21位ながら「後半はやっと距離感がつかめてきた。地に足がついた感じ。あすは前半から勢いよくいきたい」と巻き返しを誓った。

続きを表示

2010年11月14日のニュース