不安要素が出た村上 2位も不満「目標は60点なので」

[ 2010年11月14日 16:10 ]

女子SPで2位の村上佳菜子

 黒地にピンクの水玉模様の衣装は氷に映えたが、演技直前の練習から村上の顔は少しこわばって見えた。GP初制覇も狙える2位発進を「全体的にはすごく良かった」と言いながらも、NHK杯のSPを下回る54・75点の得点に「目標は60点なので」と悔しそうにつぶやいた。

 得点源である冒頭の2連続3回転ジャンプをきれいに決めたが、3回転フリップは回転不足で減点。不得手と認めるダブルアクセル(2回転半)は「考えすぎて失敗した」と1回転半になった。
 山田満知子コーチは「(緊張で)自由に動けていなかった」と指摘。3回転フリップでの判定は「もともと回転軸が少し斜めになっているからだと思う。これまでは取られていなかったが…」と修正の必要を口にした。快進撃の陰で、不安要素が頭をもたげた。(共同)

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2010年11月14日のニュース