石川完敗、深刻な福原…またも王国の厚い壁

[ 2010年11月13日 21:47 ]

 【アジア大会】卓球の日本女子は、王国の厚い壁にまたしてもはね返された。ことしの世界選手権団体戦の準決勝と同様、1勝も奪えず、中国に完敗した。

 ラリーのスピード、台上の技術、どれを取っても王者の中国に劣った。1番手に起用された17歳の石川は初対戦の李暁霞にスピンの効いた強打をバックに集められて苦戦。初出場で意気込んでいたが「自分の弱いところを攻められた。まだまだ差は大きい」と力不足を痛感した様子だ。
 深刻なのは前回大会シングルス覇者の郭躍に屈した福原。「自分の卓球をさせてもらえなかった」とは本人の弁だが、女子の村上恭和監督は「試合に入り切れていない。集中力がない」とエースに厳しかった。
 準々決勝進出をかけた14日の台湾戦に向けて、修正の時間はほとんどない。気持ちの強さが試される。(共同)

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2010年11月13日のニュース