白鵬景気に沸く九州場所 栃ノ心戦懸賞は初日最多タイ

[ 2010年11月13日 17:18 ]

大相撲九州場所の初日を前に、記者の質問に答える横綱白鵬

 1年納めの大相撲九州場所が14日、福岡国際センターで初日を迎える。初場所14日目からの連勝を62に伸ばしている横綱白鵬が双葉山の記録した歴代1位の69連勝に挑む注目の場所だ。

 白鵬は1日の番付発表後に宮城野部屋で調整し、8日から4日間連続の出げいこで関取衆と取り、順調に仕上げた。13日午前には、15日間の安全を祈願して福岡国際センターで行われた土俵祭りに参加し「気持ちが引き締まった。あれこれ考えずに行くだけです」と決意を口にした。

 初日の小結栃ノ心戦には40本の懸賞が懸かった。日本相撲協会によると、データの残る1961年以降で初日の最多タイ。1場所を通しても、これまでの九州場所の最高は昨年の880本だが、担当者は「千本いけばいいと思う」と、例年以上の本数を予想した。

 白鵬が勝ち続ければ、7日目に双葉山の記録に並び、8日目に超える。相撲協会の放駒理事長(元大関魁傑)は「行くところまで行ってほしい気持ちだ。でも、ほかの力士も奮起してほしい。それがあっていい相撲につながる」と、全力士に対して奮闘を促した。

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2010年11月13日のニュース