小平 女子500メートルで4位に不満な表情

[ 2010年11月13日 01:18 ]

 スピードスケートのワールドカップ(W杯)今季初戦、ヘーレンフェイン大会は12日、オランダのヘーレンフェインで開幕し、女子500メートルで小平奈緒(相沢病院)は38秒43で4位だった。

 ジェニー・ウォルフ(ドイツ)が38秒02で優勝し、辻麻希(十六銀行)が38秒79で7位。仁科有加那(日本電産サンキョー)は13位、高木美帆(北海道・帯広南商高)は18位、清水玲香(日体大)は23位だった。
 1000メートルは格下のBクラスで、男子は羽賀亮平(日大)が2位、長島圭一郎(日本電産サンキョー)が3位、加藤条治(日本電産サンキョー)が26位。女子は高木が3位、松田有幾(十六銀行)が8位だった。

 「このW杯がわたしにとっての開幕戦」と気合を入れて臨んだ女子500メートルで4位に終わった。日本のエース、小平は惜しくも表彰台に届かず、レース後は不満の表情を浮かべながら肩で息をついた。
 スタートからの100メートルは10秒65とまずまず。だが、同走のブア(オランダ)に最後の直線で引き離された。「自分の筋肉の感覚に合ってきた」と手応えをつかんでいた新フォームでの滑りは真価を見せることはなく、38秒43でゴール。この時点では2位だったが、後の組のウォルフと李相花(韓国)が小平の記録を上回った。
 バンクーバー冬季五輪は12位に終わって「悔しい思いをした」という種目。4年後のソチ五輪での雪辱を誓い、心機一転で迎えたシーズンは幸先のいいものとはならなかった。(共同)

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2010年11月13日のニュース