J2町田の黒田剛新監督が会見「勝利へのこだわりにプロアマの垣根はない」　青森山田監督から異例の転身

青森山田監督から転身し、J2町田の新監督に就任する黒田剛氏（クラブ提供）
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　高校サッカーの強豪、青森山田の監督からJ2町田の新指揮官に就任する黒田剛監督（52）が7日、就任会見に臨んだ。「皆さんのJ2優勝、J1昇格という願いに応えられるよう、クラブみんなで力を合わせて頑張っていく」と決意表明した。

　高校サッカー界で頂点を極めた名将が、異例の転身に挑戦する。「プロを経験していない指導者でも、頑張り次第でプロの世界でやっていける。それを示す意味でも、私がチャレンジすることが有効だと感じた」と決断の決め手を語った。

　1994年からコーチ、翌95年から監督として指導した青森山田を屈指の強豪に育て、全国高校選手権で3度の優勝。日本代表MF柴崎岳やFC東京MF松木玖生ら、多くの教え子をプロに育て上げた。「これまで勝利にとことんこだわり続けてきた。そのメンタリティーにプロ、アマチュアの垣根はない」。自信をにじませた一方で、高校生の指導との違いについては「言葉のチョイス、寄り添い方や距離感。みんなプライドを持っていると思うので、そこは尊重しながらやっていければ。笑顔の絶えない、厳しいときは歯を食いしばりながら一致団結して頑張れる、強いチームをつくっていく」と語った。

　今月28日に開幕し、青森山田が連覇を目指す高校選手権では、総監督としてベンチ入りする予定。大会終了後に、町田で本格指導を始める。