“防衛大臣”権田　モドリッチのミドル神セーブも…経験が分けたPK戦の明暗

FIFAワールドカップ（W杯）カタール大会決勝トーナメント1回戦   日本1―1（PK1―3）クロアチア （ 2022年12月5日    アルジャヌーブ競技場 ）

＜日本・クロアチア＞後半、モドリッチ（10）のシュートをファインセーブする権田（撮影・西海健太郎）
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　スーパーセーブを連発して窮地を救ってきた“防衛大臣”にとっても、厳しい結末が待っていた。「勝つしかない」と権田が気合を入れたPK戦。だが、相手がポストに当てて失敗した1本を除いて全て決められた。「ベスト8を目指していた、僕自身がもう一つやらなければいけなかった。そこの差」と唇をかんだ。

　意地は見せた。1―1の後半18分、MFモドリッチの強烈なミドルシュートを左手一本ではじき出した。最後は屈したが、全4試合で堂々と立ちはだかった。

　川島、シュミットとのGK3人体制で臨んだ今大会。「彼らは手を抜いたら俺らが出るというパフォーマンスを見せてくれる。最高の3人」と感謝の言葉も口にする。「この4年はできる限りのことはやったが足りなかった。4年後、守れるGKになりたい」と決意を語った。