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殊勲のクロアチアGK「クロアチアではこうやるんだ」4年目の再現 史上3人目!3本も止めた

[ 2022年12月7日 05:10 ]

FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会決勝トーナメント1回戦   クロアチア1―1(PK3―1)日本 ( 2022年12月5日    アルジャヌーブ競技場 )

<日本・クロアチア>PK戦で4人目のキッカー・吉田はリバコビッチに止められる(撮影・西海健太郎)
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 120分超の死闘を振り返り、クロアチアのダリッチ監督は「我々はさまざまな問題に直面した。素晴らしい監督が素晴らしいチームをつくり上げた」と日本を称えた。一方でPK戦での勝利には「歴史は繰り返される」と満足感を漂わせた。

 準優勝した前回18年ロシア大会はフランスとの決勝を除いて延長戦に突入した試合は3戦全勝し、そのうち2勝はPK戦。殊勲のGKリバコビッチは「試合前からの分析と自分の感覚を信じるだけだった」と胸を張った。

 前日のPK練習でほぼ全員を阻止。自信を持って臨んだという守護神は、4本のうち3本を止め「それほど難しくはなかった。クロアチアではこうやるんだ。4年前も見ていたでしょう?」と誇った。

 1回のPK戦で3本止めるのはロシア大会でクロアチアのゴールを守ったスバシッチ以来史上3人目。4年前はベンチで見ていた27歳は「幸運にも続くことができた。人生で最高の一日」と笑った。司令塔モドリッチは「私たちの方がずっと信念を持っていた。全体的に見れば勝ち進むに値する」と振り返った。

 ≪今大会初の延長&PK戦≫日本―クロアチア戦は今大会初の延長、PK戦となった。PK戦が初めて行われた82年大会以降、今回が31試合目。先攻が15勝、後攻が16勝とほぼ同数だが、直近の7試合は全て後攻が勝利している。そのうちクロアチアが3勝しており、初のPK戦から無傷の3連勝はドイツ(西ドイツ含む)、アルゼンチンに次ぎ3チーム目。

 日本のPK戦は10年大会決勝トーナメント1回戦のパラグアイ戦に次ぎ、2戦2敗となった。森保ジャパンでは延長、PK戦ともに初めてで、日本のPK戦は15年のアジア杯UAE戦(1―1・PK4―5)以来7年ぶり。

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2022年12月7日のニュース